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臥床・離床ケアの重要性を理解したい方寝たきりのリスクや、日常生活で安全に離床を促す方法を知りたい方
高齢の家族の生活の質を高めたい方家族が自宅で無理なく起き上がり・立ち上がれるように工夫したい方
介護職として身体機能維持の知識を深めたい方臥床・離床ケアを実践し、転倒予防や廃用症候群の防止に役立てたい方
リハビリや運動習慣に関心がある方生活の中で無理なく体を動かし、健康寿命を延ばすヒントを得たい方

臥床(がしょう)介助と離床(りしょう)介助の違いとは?
介護現場には、「臥床介助」「離床介助」という似た言葉がありますが、意味と目的は正反対です。
- 臥床介助=ベッドに入って休むための介助
- 離床介助=ベッドから出て活動するための介助
この違いを理解することは、廃用症候群(寝たきりリスク)を防ぎ、利用者の生活リハビリを支える上で非常に重要です。
出典:当院における離床の定義についてのアンケート調査結果|J-STAGE
出典:離床という言葉の定義に関する調査報告|日本離床学会
出典:障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)|厚生労働省
臥床介助とは?休息・睡眠のために「寝かせる介助」
臥床(がしょう)とは、利用者がベッドに横たわっている状態を指します。
臥床介助は、座っている状態や車椅子からベッドに移り、安心して休める姿勢をつくるための支援です。
臥床介助の具体例
介助内容 | 説明 |
|---|---|
ベッドへの移乗 | 車椅子→ベッドへ移動して寝かせる |
就寝介助 | 布団掛け、姿勢調整など |
体位変換(寝返り介助) | 床ずれ(褥瘡)の予防 |
ベッド上でのケア | オムツ交換、清拭など |
臥床介助の目的
- 休息・睡眠
- 楽な姿勢の保持
- 褥瘡(床ずれ)予防のケア支援
離床介助とは?活動・生活のために「起こす介助」
離床(りしょう)とは、ベッドで横になっている状態から起き上がり、生活の動作へ移ることを指します。離床介助は、身体を起こし、生活の場面に参加できるよう支援する介助です。
離床介助の具体例
介助内容 | 詳細 |
|---|---|
端座位までの介助 | ベッド上で体を起こし端に座らせる |
立ち上がり・移乗 | ベッド→車椅子、歩行器など |
生活動作の誘導 | 食事、トイレ、入浴などへの誘導 |
離床介助の目的
- 生活動作の実施(ADL)
- 筋力・呼吸機能の維持
- 認知症予防・生活リズムの改善
- 社会交流・リハビリの促進
臥床介助と離床介助の違い
介護現場でよく使われる「臥床介助」と「離床介助」は、似ているようで目的も動作もまったく異なるケアです。
簡単に言うと、臥床介助は「休むための介助」、離床介助は「活動するための介助」であり、利用者の生活の質を大きく左右します。
項目 | 臥床介助 | 離床介助 |
|---|---|---|
身体の動き | 起きている → 寝る | 寝ている → 起きる |
主な動作 | 横になる、寝返り | 起き上がる、立ち上がる |
目的 | 休息・睡眠 | 活動・生活リハビリ |
リスク | 長期化で廃用症候群 | 無理に行うと転倒・血圧低下 |
臥床は安楽な姿勢づくりや褥瘡予防が重要となり、離床は安全に体を起こして活動へつなげる支援が求められます。
利用者の状態に合わせ、どちらも適切なタイミングとケア手順を踏むことが健康維持に直結します。
よく間違える「起床」と「離床」の違い
介護現場では、離床と似た言葉として「起床(きしょう)」があります。
用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
離床 | ベッドから離れる動作 | ベッドから起きて車椅子へ移乗 |
起床 | 朝の生活行動(目覚め+身支度) | 洗顔、着替え、トイレ、朝食へ |
離床は、“身体を起こしてベッドから離れる動作や状態”、起床は“1日の生活を始める区切り(目覚め+整容など)”という違いがあります。
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臥床(がしょう)とは?
臥床(がしょう)とは、ベッドや布団に身体を横たえている状態全般を指す医療・介護用語です。
睡眠中だけでなく、起き上がらずにベッド上で過ごしている状態も含みます。つまり、「寝ている状態」=臥床ではなく、「横たわったまま活動していない状態」が臥床です。
臥床時の身体状態:臥位(がい)の種類
臥床には、目的や身体状態に応じてさまざまな姿勢(臥位)があり、介助やケアの内容が異なります。
代表的な臥位と特徴
姿勢(臥位) | 状態 | 特徴・介護でのポイント |
|---|---|---|
仰臥位(ぎょうがい) | 仰向けで足を伸ばす | 最も一般的だが、痰が溜まりやすく呼吸低下に注意 |
側臥位(そくがい) | 横向き | 褥瘡予防やおむつ交換に適している |
屈曲側臥位 | 横向き+膝を曲げる | 体の安定性が増し、安楽姿勢 |
背殿位(はいでんい) | 仰向け+膝を立てる | 腹部診察や腰痛緩和に利用 |
腹臥位(ふくがい) | うつ伏せ | 呼吸機能改善に使われるが窒息リスクに注意 |
ファウラー位(半座位) | 背を45度ほど起こす | 呼吸がしやすく、重症患者の管理にも用いられる |
臥位を変えることは褥瘡(床ずれ)予防や呼吸改善に重要。そのため、体位変換(寝返り介助)が必要となります。
似ている言葉との違い
臥床と混同しやすい言葉を明確に区別しておきましょう。
用語 | 意味 |
|---|---|
臥床 | 横たわって過ごす状態 |
入床(にゅうしょう) | 就寝目的でベッドに入ること |
起床(きしょう) | 目覚めて朝の生活を始めること |
離床(りしょう) | 臥床状態から起き上がり、ベッドを離れること |
臥床は「休息」だけでなく、身体機能低下のリスクにもなる
臥床は休息に必要な姿勢ですが、医学的には 「重力刺激がほとんどかからない状態」でもあります。そのため、長時間動けない状態が続くと、以下のリスクが高まります。
臥床が続いた場合のリスク(例)
- 筋萎縮・関節拘縮
- 認知機能の低下(せん妄など)
- 呼吸機能の低下(痰の停滞、肺炎リスク)
- 褥瘡(床ずれ)
特にICUや深い鎮静状態(RASS−4)では、自力で身体を動かせないため、廃用症候群が急速に進行します。そのため、以下のケアが欠かせません。
臥床中に必要なケア
- 他動運動(スタッフが手足を動かす)
- ポジショニング(姿勢調整)
- 定期的な体位変換(2時間ごと など)
臥床は「休息」と「リスク管理」がセット
臥床は… | だから必要 |
|---|---|
身体を休める状態 | 休息・睡眠 |
重力刺激が少なく筋力低下しやすい | 他動運動・体位変換・姿勢調整 |
臥床は、ただ「寝かせておけばいい状態」ではなく、リスクを理解し、適切なケアを行う必要がある状態です。
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離床が推奨される理由
医療・介護分野で離床が重視される背景には、単に「動いた方が良い」という経験則ではなく、科学的根拠に基づいた身体機能の保全効果が期待できます。
特に長期の臥床は、筋力低下や呼吸機能の悪化、認知機能低下などを引き起こす「廃用症候群」の原因となり、日常生活動作(ADL)の低下や寝たきり状態へとつながる可能性があります。
そのため、安全性を確保しながら早期にベッドから離れること=早期離床が強く推奨されています。
重症患者でも有効
近年の海外研究では、人工呼吸器管理中の重症患者でも離床プロトコル(手順)を導入することで活動レベルが向上することが示されています。
- ICU在室期間の短縮
- 再挿管率の低下
- 医療費の削減
- 歩行開始時期の早期化
重症度の高い患者(APACHE IIスコア20点以上)を含む多くの人工呼吸器管理患者でも、安全で効果的な離床が可能であることが報告されています。
出典:Open-intensive care unit入室中の人工呼吸管理患者における離床プロトコル導入の影響 (原著)
ADL・QOLの向上につながる
離床は「立つ」「歩く」だけではなく、食事・排泄・入浴など、日常生活そのものへ復帰するための重要なステップです。
つまり、離床は生活リハビリ・在宅復帰・社会復帰のベースとなる行為といえます。
「廃用症候群」のリスク回避につながる
長期間の安静臥床では、筋肉量は以下のように急激に減少します。
筋肉量の減少:1日で1〜3% → 1週間で10〜15%低下
特に、姿勢保持に必要な「抗重力筋」が著しく低下し、座る・立つなどの動作が難しくなります。さらに影響は全身におよぶ恐れがあります。
臥床が体へ与える影響 | 具体例 |
|---|---|
循環器の低下 | 起立性低血圧・静脈血栓 |
呼吸機能の低下 | 肺活量低下・誤嚥性肺炎 |
骨・泌尿器の問題 | 骨萎縮・尿路結石 |
認知機能の低下 | せん妄・抑うつ・見当識障がい |
このように長期間の臥床は、身体・認知・生活すべてに悪影響を及ぼします。
離床は「生活を取り戻す最初のステップ」
離床は、ただ立つ・歩くためだけの支援ではありません。
ベッドから体を起こすことによって、次のような生活動作を再び行える状態になるという意味があります。
離床によって可能になる生活動作
- 食事(ベッドから椅子へ移り、姿勢を整えて食べる)
- 排泄(トイレへ移動し、排泄リズムを整える)
- 入浴(浴室へ移動し、衛生管理と自立につなげる)
- 交流・社会参加(家族との会話、外出準備など)
つまり離床は、日常生活を再開するための最初のステップです。「起き上がる → 座る → 立つ → 生活へ参加する」という流れの出発点であり、その後のリハビリや在宅復帰につながります。
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安全に離床するための手順と注意点
離床は、利用者の体調やリスクを確認しながら、無理のない範囲で段階的に進める必要があります。
現在は、「離床プロトコル」は、主に急性期病院のICU・集中治療室での標準的なケアとして採用されています。一般の介護施設でも、その考え方を参考にした段階的な活動支援が行われるようになっています。
離床の段階(ステップ0〜5)
離床プロトコルでは、ベッド上での姿勢調整から始め、座位・立位・歩行へと徐々に活動レベルを上げていきます。
いきなり立たせたり、長時間座位を強いるのではなく、筋力・呼吸・循環機能の変化に合わせて安全にステップアップすることが重要です。
ステップ | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
0 | 体位変換・他動運動・ヘッドアップ(ギャッチアップ) | 肺機能維持・拘縮予防 |
1 | 呼吸療法・電気刺激(EMS)・端座位 | 覚醒・筋刺激 |
2 | レジスタンス訓練・自転車エルゴ・座位保持 | 筋力維持 |
3〜5 | 起立・移乗・歩行器歩行・介助歩行 | 日常生活動作(ADL)へ移行 |
離床の前に確認するポイント
離床前には、バイタルサイン(血圧・脈拍・呼吸・SpO₂)、痛みの有無、発熱や倦怠感などの体調変化を必ず確認します。
脳卒中直後や術後・出血リスクのある患者などは、医師・看護師の指示のもと慎重に実施する必要があります。
- バイタル・痛み・体調
- 医師・看護師の指示が必要なケース
離床の段階(例:座位→立位→歩行)
離床は、まず「座る」ことから始まり、その後「立つ」「歩く」へと進めていきます。
ベッド上での座位保持が安定したら、端座位、立ち上がり練習、車いす移乗や歩行へと展開し、日常生活動作(ADL)の習得につなげます。
- ベッド上座位
- 端座位
- 立ち上がり・歩行・車いす移乗
離床の中止基準(レッドフラグ)
以下の状態が見られた場合、離床は直ちに中止すべきです。
中止を検討すべき状態 |
|---|
血圧が急低下、または180mmHg以上 |
心拍数が40未満または120回/分以上 |
SpO₂(酸素飽和度)が90%未満(または医師の指示値を下回る場合) |
新たな不整脈や強い苦痛・拒否 |
離床は「無理に進めること」ではなく、「安全に進めること」が前提です。
多職種連携と環境整備が離床成功のコツ
離床は、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・管理栄養士など多職種の連携によって成功します。
さらに、2024〜2025年の診療報酬改定では、リハビリ × 栄養管理 × 口腔管理の連携が新たに評価されており、離床は単独のケアではなく、総合的な支援の一部として位置づけられています。
また、スライディングボードやリフトなど福祉用具を活用することで、以下のようなメリットがあります。
- 利用者の安全性が高まる
- 介助者の腰痛予防になる
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正しい離床介助のコツと注意点
離床は、ただ起こして座らせる作業ではなく、安全を守りながら、本人の “できる力” を引き出す支援です。
ここでは、転倒を防ぎつつ、自立につなげるための離床介助のポイントを詳しく解説します。
力の入れどころを理解する(腰・手首を持たない)
離床介助では、強い力で起こす必要はありません。むしろ、力のかけ方を間違えると転倒や痛みの原因 になります。
正しい介助の基本
やりがちなNG | 正しいコツ |
|---|---|
腰を抱きかかえる | 肩甲骨の下をサポートする |
手首・腕を引っ張る | 肩・体幹(体の中心)を支える |
片側だけを急に引く | 体重移動を使い、ゆっくり起こす |
ポイント
- 起こすのではなく、横から体重を移動させる
- 起立・端座位は「てこの原理」で少ない力で支援できる
- 手首や腕を持たない → 皮膚損傷・肩関節脱臼の危険
転倒防止のための安全確認ポイント
離床で最も多い事故が 転倒 です。介助前の「数秒の確認」で防ぐことができます。
離床前にチェックする項目
項目 | チェック内容 |
|---|---|
バイタル | めまい、血圧変動、息苦しさ |
靴・スリッパ | 脱げやすい履物はNG、かかとのある靴を |
ベッド周囲 | 点滴チューブ・電源コードが絡まないか |
車椅子位置 | 斜め45°に置き、ブレーキ固定 |
無理させない姿勢調整
- まず端座位(ベッドの端に座る)で5〜10秒待つ
- めまいがあれば中止・医療職へ報告
※転倒は「立つ瞬間」と「座る瞬間」に起こりやすいので要注意。
本人の自立支援につなげる声かけと介助のコツ
離床は、本人が自分の力で生活動作を取り戻していくための重要なきっかけになります。
介助者がすべて行ってしまうと、本人が持つ動作能力が使われず、生活機能が低下してしまいます。「できる部分は自分で行ってもらう」ことを意識して声かけするのが大切です。
できる力を引き出す声かけの例
シーン | 声かけ例 |
|---|---|
寝返り | 「膝を曲げてみましょう」「横を向いてみましょう」 |
端座位 | 「手すりを持って、ゆっくり起きましょう」 |
立ち上がり | 「おへそを前に倒すように」「足に力を入れてみましょう」 |
介助者がやりすぎないコツ
- できる動作は、声かけだけで見守る
- 介助は「あと少し」だけサポートする
- 成功したら必ず 肯定・安心の言葉 を伝える
例)「今、自分でできましたね」「しっかり座れましたよ」
自立が進むと離床が習慣化する
成功体験が増えるほど、離床拒否が減り、“動ける生活” が保たれやすくなります。
安全・少ない力・自立支援が離床介助の3原則
原則 | 内容 |
|---|---|
安全 | 転倒予防・靴・環境確認・端座位での様子観察 |
少ない力 | 体重移動・肩甲骨サポート・手首は持たない |
自立支援 | 声かけで誘導し、できる力を引き出す |
離床介助は「体を起こす作業」ではなく、生活を取り戻す支援 です。介助方法と声かけ次第で、利用者の生活の質(QOL)は大きく変わります。
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利用者が離床を拒否する場合の対応
離床は、筋力低下や廃用症候群を防ぐために重要ですが、介護の現場では「起きたくない」「行きたくない」と拒否されることが非常に多く、早期離床実現の大きな課題となっています。
拒否には必ず理由があり、その原因に合わせた声かけや環境調整を行うことで、利用者の負担を減らし、離床につなげられます。
拒否の理由を理解する
離床の声かけをしても、本人が拒否することは珍しくありません。改善につながる最初のステップは、理由を理解することです。
原因を把握しないまま何度も促してしまうと、拒否が強まり、介助者への不信感や恐怖につながる場合があります。
主な原因 | 例・サイン |
|---|---|
痛み | 起き上がると表情が歪む、腰や脚を触られるのを嫌がる |
不安・恐怖 | 転倒経験があり、立ち上がるのが怖い |
疲労・眠気 | 前日の活動疲れ、睡眠不足、体調不良 |
認知症による混乱 | 「どこに行くの?」「今は行きたくない」など状況が理解できない |
拒否の背景は本人によって異なり、一見しただけでは判断できません。まず原因の仮説を立て、観察と対話で確かめながら対応することが大切です。
声かけ・選択肢提示の工夫で「安心」をつくる
拒否がみられる場合は、行動を促すよりも 安心と納得を得る声かけが重要です。
有効な声かけの例
✔ 目的を伝える
「トイレに行けるように、まず座ってみましょうね」
✔ 小さな行動の提案
「まずベッドに腰掛けるだけで大丈夫ですよ」
✔ 痛みや不安への共感
「痛いですよね、ゆっくり一緒に動きましょう」
✔ 選択肢を提示
「今行きますか?それとも5分後にしますか?」
介助者側の工夫
- 活動時間は本人が元気な時間帯を選ぶ
- 車椅子や歩行器など、支援器具を先に見せて安心感を与える
- まず端座位(ベッドの端に座る)から開始
離床拒否時にやってはいけない対応
離床を促す際、早く進めようと焦ってしまうと、かえって危険な状況を招くことがあります。
対応を誤ると、身体的な事故だけでなく、心理的な抵抗感を強め、今後のリハビリに大きな影響を与えてしまいます。特に以下の行動には注意が必要です。
NG対応 | リスク |
|---|---|
無理に立たせる | 転倒・痛みの悪化・介助者の腰痛 |
否定する言葉(例:できるはず、怠けている) | 自尊心の低下、不信感が増す |
放置して動かさない | 廃用症候群が急速に進み、歩行が再獲得できなくなる |
離床拒否が続く場合は、本人の意欲だけを問題視するのではなく、痛み、薬の副作用、睡眠、体調、認知症の有無など根本原因を多職種で共有し、改善策を検討することが最優先です。
拒否は「できない」のサイン、理解が離床につながる
行動 | 望ましい対応 |
|---|---|
離床を拒否 | 理由の観察+安心を優先 |
怖がる・疲れている | 小さな行動(端座位)から |
痛みや不安 | 共感・説明・選択肢の提示 |
長期の拒否 | チームで原因の共有と対策 |
離床介助は、無理に起こすことではなく、「起きられる環境と心の準備を整えること」です。理解と共感を積み重ねることで、本人が自ら行動したくなる離床支援につながります。
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まとめ
臥床は、横になっている状態を指し、離床は臥床状態から活動を始めることを意味します。
離床は、ベッドから起きることだけではなく、生活の主体性を取り戻し、QOLを高めるためのプロセスです。
安全性を保ちながら段階的に進めることで、利用者の「自分らしく生きる力」を支える大切なケアと言えるでしょう。
よくある質問
Q.臥床(がしょう)の読み方は?
臥床は 「がしょう」 と読みます。医療・介護の現場で使われる専門用語で、患者がベッドに横になり、安静または休息をとっている状態を指します。
一般の日常会話ではほとんど使われません。
Q.臥床(がしょう)の使い方は?
臥床は、医療記録や介護現場で状態の記録やケアの内容を示す際に使われます。
使用例
- 14時に臥床
- 臥床後にバイタル測定
- 臥床介助を実施
「臥床状態」「臥床時間」「臥床介助」といった形で用いられます。
Q.臥床状態とは?
臥床状態とは、ベッドに横になっている状態を指します。
自分の意思で休んでいる場合もあれば、病気・けが・体力低下によって自力で起き上がれないケースも含まれます。
注意点
- 長時間の臥床状態は、以下のリスクを高めます。
- 筋力低下(廃用症候群)
- 褥瘡(床ずれ)
- 誤嚥性肺炎
そのため、適切な体位変換や早期離床が重要です。
Q.入床と臥床の違いは?
入床とは、就寝や休息のためにベッドに入ること、つまり「ベッドに入る動作」を指します。
一方、臥床は「ベッドで横になっている状態」や「横になる行為」自体を意味します。入床は動作、臥床は状態や過程を表すという違いがあります。
用語 | 意味 | 対象 |
|---|---|---|
入床(にゅうしょう) | 休むためにベッドに入る動作 | 就寝・休息 |
臥床(がしょう) | ベッドに横になっている状態 | 安静・療養 |
Q.臥床介助とは?
臥床介助とは、介護を必要とする人が 安全にベッドに横になるための支援のことです。
目的
- 転倒防止
- 安楽な姿勢の確保
- 体位変換による褥瘡予防
必要に応じて、ベッドの高さ調整や体位変換機器などを使用します。
Q.臥床傾向とは?
臥床傾向とは、日中でもベッドに横になって過ごす時間が長くなる傾向を指します。
原因には以下が挙げられます。
- 疲労・倦怠感
- 痛み
- 加齢や体力低下
- 意欲の低下
- 認知症や抑うつ
臥床傾向が続くと、筋力低下 → 活動減少 → さらに臥床という悪循環に陥りやすいため、早期離床支援が重要です。
Q.臥床の反対は?
臥床の反対は、離床(りしょう) です。離床とは、ベッドから起きて座る・立つ・歩くなどの活動を行うこと を指します。
離床による主な効果
- 身体機能の維持・回復
- 認知機能の活性化
- 生活リハビリの促進
Q.離床のメリットは?
離床には、筋力や関節の維持、血流改善、食欲の向上、認知機能の低下予防など、多くのメリットが期待できます。
また、長期臥床による褥瘡や肺炎、尿路感染症などのリスクも軽減されます。適度な離床は身体機能だけでなく、生活の質(QOL)向上にもつながります。
[介護サーチプラス]編集部
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介護業界に特化した情報を発信するオウンドメディア。
介護や福祉に関する制度、転職・キャリアに役立つトピック、スキルアップのヒントなど、幅広いテーマを取り上げ、誰にとっても読みやすいメディア運営を目指しています。
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